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ブランドとは何か
前回こちらのBlogでも書いた通り、弊社は創業10年目を迎えました。
10年もやってくると、気になってくるテーマがあります。
それは「ブランド」
今回は単純なようで難しい「ブランド」をテーマに短い文章を書いてみようと思います。
ブランドとは何か。
単純なようでいて、難しい。
書籍によっても聞く相手によっても、答えがまちまちだったりします。
正解など無いのかもしれませんが、私の中で一番しっくりきている定義について、書きます。
世間一般によく言われる定義
以下のような定義をよく目にします。
- それは信頼である
- お客様との約束である
- 識別させる特徴である
- ファンを生み出すものである
いずれも、なるほどと感じます。
確かに品質に対する信頼感は大事ですね。
それ以外についても、それぞれ納得。
ただ、なんだかしっくりきません。
いずれも構成要素のひとつではあっても、本質ではないように感じていました。
10年前に聞いたこと
創業前、実は、はずかしながら商工会議所主催の「創業塾」というものに少し通っていました。
いや、恥ずかしくはないか。良い思い出です。
極めて低い料金で、質の高い講義を受けることができ、とても有意義でした。
残念ながら、その後、悪名高い事業仕分けでなくなってしまったそうですが。
さて、その講義の中でブランドとマーケティングについて以下のように定義していました。
実は今でも、この定義が一番納得できています。
ブランドとは
商品(サービス)を売り続けること、そのもの
マーケティングとは
それを可能にする行為の全て
とてもシンプルじゃありませんか?
ブランドの語源とは「焼印」であると言われています。
放牧された牛の所有者を識別するためのマークだったものが、時代を経て生産者を示す識別マークとなったものだそうな。
語源から考えても、ブランドとは、売り続けるもの、生産し続けるもの、と紐付いていることがわかります。
例えば、かの「モナリザ」や作者であるダ・ヴィンチに対して「ブランドがある」とはいいません。
どれだけ人を魅了しても、高い価値を有していても「一点モノ」にはブランドはついてきません。
なるほど、なんだか本質を捉えていそうに思います。
ちなみに、その後気になってネットを検索してみているのですが、この定義を見つけることができません。
おそらく講師の方の独自の解釈だったと思うのですが、残念ながら講師の方のお名前すら、わからなくなってしまいました。
残念です。
10年を経て実感していること
この業界の先達に成功の秘訣を聞くと、必ず帰ってくる答えのひとつに以下があります。
打席に立ち続けること
ヒットもホームランも打席に立つことが大前提、そして、それを継続することが唯一の成功への道、ということです。
私も、実感としてとても良く理解できます。
打席に立ち続けること、すなわち、売り続けること。
これつまり、先に挙げたブランドの定義、そのものですね。
どれだけ優れたタイトルを世に出したとしても、次に続かなければ、「知る人ぞ知る名作」などと言われて終わりです。
優れた製品があり、次に続くものがあって、そして連綿と受け継がれる、なんだかよくわからない、言葉にできない「本質」。
そのひと連なりの上にぼんやりと立ち上ってくるものが、ブランドと呼ばれるようになっていくのかな? と思っています。
どうだろう? ちがうかな?
「おもしろいを、100年先まで」
弊社のビジョン、経営理念です。
まだまだその10分の1の過程ですが、打席に立ち続けることができました。
11年目、12年目と続けられるよう、真摯に、仕事に向き合っていきたいと思います。
それから、100年先の打席に立つのは、当然私ではありません。
ネクストバッターズサークルでブンブン素振りをしたいというアナタ! ぜひ弊社の門を叩いてみてね。
ーおしまい。
追伸
最後に冒頭にイラストを入れようと思って、某有名イラストサイトを訪れたところで思い出しました!
「いらすとや」さんも、まさに10年間、毎日イラストを更新し続けていたそうですね。
毎日ひたすらイラストをアップし続けることを10年間、結果的に現在の不動の地位を築かれたものと思います。
これこそまさにブランド!
先にこの事例書くべきでした…。
imura
代表取締役
1976年2月、東京都生まれ。B型の水瓶座。
幼少の頃よりファミコンとジャンプに抱かれて育つ。
いつかゲームメーカーを経営することを夢見るモテない少年期を過ごす。
学生時代は麻雀(弱い)と格ゲー(弱い)にまみれて過ごし、2年留年。
恐怖の大王が降ってこないことを確認した後、就職する。
その後、大手ゲームパブリッシャーでのモバイル(フィーチャーフォン)向けコンテンツ事業の経験を経て、2011年春、株式会社GAGEXを設立。
初めて触ったパソコンはPC-8801mkIIFR。
趣味は読書と映画、いずれも最近は摂取する時間なし。
2児の父。