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創業10年を振り返る

2021.02.17

創業10年を振り返る

はじめに

2021年2月17日で、GAGEXは創業丸10年を迎えます。
既に10期目の決算を終え、今期も無事生き残ることができました。

10年。
長いようで、短いようで。

今後の10年に残す意味でも。
この節目に、この10年を簡単に振り返ってみようと思います。

この10年で変わったこと

ぜんぶスマホ

スマートフォン向けアプリ市場が極大化し、我々のような零細企業から見れば宇宙にも等しいマーケットになりました。
レッドオーシャン化、コモディティ化、いろいろ言いようはありますが、とにかく難しい市場だと考えています。

結婚し子供ができた

人生の全リソースを仕事に割り振ることができなくなりました。
ネガティブな意味ではありませんが、ポジティブな側面ばかりでもありません。
しかし、ようやく「まともな働き方」ができるようになってきた気もしています。
妻にも、息子たちにも、毎日感謝です。
彼らに恥じない仕事をしようという気持ちを持てるようになりました。

リモートワークに移行した

創業後いくつかあった大きな決断のうちのひとつになりました。
ちょうど新規オフィスに先行投資したばかりの時期であったので、正直痛手でした。
痛手を最小限に抑える決断をすぐにできなかったことを通して、経営者としての課題を今、噛み締めているところです。

この10年で、できるようになったこと

ゲームでメシを食えるようになった

自分たちの資本で、自分たちのゲームを作って生活ができるようになりました。
社員数名の小さな会社ですが、ほどほどに良いものを作り続けていると思います。

受託開発等の仕事は頂いておらず、100%開発と販売にコミットできています。
10年前にはとても無理ではないかと思えました。
それでも、会社作ったけどね。

人を採用できるようになった

他人様を社員として採用し、働いてもらうことができるようになりました。
創業前には、他人の人生を背負い込む怖さに尻込みしたりしました。

今では「背負い込む」という気負いが、そもそも間違いだったと気づけています。
背負って歩くのではなく、共に歩む。
今も歩みを共にしてくれる仲間たちに感謝します。

もちろん、今はそうではなくなった仲間にも。

借金できるようになった

お金を借りることの意味が、ようやくわかり始めてきました。
長らく無借金でやってきましたが、現在は自己資本比率70%くらいです。

この10年で、まだできていないこと

圧倒的に成長していない

10年生き残るのに必死で、まったくと言っていいほど会社規模を拡大できていません。
当社のビジョン「面白いを100年先まで」を実現するためには、
「あまり大きくするつもりはないんだ」なんていう甘ったれた考えでは圧倒的に足りない、ということを、今強く意識し始めているところです。
社員やステークホルダーに利益と幸福を提供し続けるためには、会社は「大きくならざるを得ない」ものなんだと、気づきました。

夢を語れていない

経営者として最も重要な「ゴールを示す」資質に、私は欠けているようです。
社長の仕事は「決める」ことです。

真の意味での代表作を生み出せていない

当社の存在意義となるような、誰もが知っているようなビックタイトルを生み出せていません。
100年続く企業となるためには、必要な要素だと考えています。

 

この先10年を見据えて

「10年やってこられた」自信を糧として、今年からはより積極的に成長を目指していくつもりです。
そのために、まず社長としては決定し、計画し、伝達していくことを目標とします。
10年後の夢、3年後の目標、1年後のリアル。
どんな大目標も今日一日からの地続きです。
歩みだす一歩一歩が正しい一歩であるのか。

その旗印を示せるのは社長である私だけです。
ここ数年、少々その自覚から遠ざかっていたように、思います。

気持ちを切り替え、引き締め直して、第11期のスタートを切ります。

 

最後に

決意を示し発信していく習慣づけのため、このBlogをの更新頻度を上げていく予定です。
本稿も読み返してみるとずいぶんと駄文ですが、おそれずにアウトプットします。

繰り返すことで、私ももう少しマトモな発信ができるようになりますように。

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imura

imura

代表取締役

1976年2月、東京都生まれ。B型の水瓶座。
幼少の頃よりファミコンとジャンプに抱かれて育つ。

いつかゲームメーカーを経営することを夢見るモテない少年期を過ごす。
学生時代は麻雀(弱い)と格ゲー(弱い)にまみれて過ごし、2年留年。
恐怖の大王が降ってこないことを確認した後、就職する。

その後、大手ゲームパブリッシャーでのモバイル(フィーチャーフォン)向けコンテンツ事業の経験を経て、2011年春、株式会社GAGEXを設立。

初めて触ったパソコンはPC-8801mkIIFR。
趣味は読書と映画、いずれも最近は摂取する時間なし。

2児の父。