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社長の1日 ~ある日のGAGEX with コロナ~
こんにちは、社長です。
新型コロナウィルス感染症への対策として、弊社ではここ数ヶ月完全リモートワークを実施しています。
今回はリモートワークでの働き方がどんな感じなのか、わかりやすくご紹介したいと思います。
※本稿は2020年6月頃の情報に基づき執筆されています
ちなみに、リモート化する前の日常はこちら。
今となってはなんだか遠い日々のようですね。
7:30 二度寝
一緒に寝ている次男(1歳)がモゾモゾと起き出す気配で目を覚まします。
強く生きろ息子よ。
父はまだ眠いのだ。
09:00 起床
奥さんと長男(4)と次男がもぐもぐとパンを食べています。
感染症への対策のため保育園もお休み。
育休中の奥さんも復職も予定よりも遅れているのです。
おはようございます。
なんだか奥さんの視線が痛い気がするのですが、間違いなく気のせいです。
お布団を畳んで日課の食器洗いに勤しみます。
食洗機発明した人はマジで神だと思います。
お天気の良い日はたまに子どもたちを連れて公園に行ったりします。
ずっと使用禁止になっていた遊具も最近ようやく解禁に。
こうして少しずつ日常を取り戻していくのでしょうか。
10:30 業務開始
いつも会社に出社していたくらいの時間に自室に移動して業務開始です。
ブロックで遊びたがる長男とお別れするのは後ろ髪を引かれる思いですが、仕方ない。
後でちょっと遊んであげるからね。
なんとか作業部屋を確保できて良かった。
仕事場がリビングのテーブルだったらどうなってたかと思うとゾッとします。
10:30〜11:30 朝のルーティンワーク
メールチェックをしたり今日の業務のための準備をしたりします。
「Trello」上でチケットの確認をしたり、今日皆にお願いする仕事の確認をしたり。
このあたりは以前と変わりません。
が、リモートワークが始まってから仕事の段取りとかコミュニケーションロスを起こさないためのドキュメント化等の下準備に時間がかかるようになりました。
コストといえばコストですが、元々対面での「ツーカー」に頼りすぎていた面もあったかなと、最近は考えるようになりました。
11:30 デイリースクラム
毎朝定例の開発会議「デイリースクラム」を行います。
これは以前から毎日行っていたものですが、報告はオンラインチャットの「Zoom」上で行うように変わりました。
各自、
・昨日やったこと
・今日やる予定のこと
・問題点(予定を妨げそうなこと)
を報告します。
通話はボイスのみが基本でビデオは使いません(使っちゃダメなわけではないです)
これは、価値観の分かれるところだと思うのですが、なんといいますか「顔出しするコスト」に比べてお互い顔を見るメリットが、そうは大きくないと考えているのですよね。
顔写っていても画面とか資料見ていて結局対面になっていないことも往々ですし。
が、この点は現在進行形で悩んでいるところのひとつです。
元々デイリースクラムを取り入れていたことが、リモートワークを始めても案外すんなりと業務移行できたポイントのひとつだったと思います。
11:45 雑談タイム
デイリースクラムの時間を使って毎日「雑談」をする時間を強制的に作っています。
お題は毎日持ち回りで決めて、それについて皆でのんべんだらりと喋ります。
よくある「朝礼で1分間スピーチ」みたいな慣行を思い浮かべた方もいると思いますが、そういうのではありません。
リモートワークに移行すると、誰しも必要なコミュニケーションしか取らなくなる傾向があります。
これによって「雑談」が失われることは、ボディブローのようにチームの一体感や信頼感を損なっていくと思っています。
1日1回くらいは、機械的にこの時間を作ることで、チーム力の「摩耗」を防ぐ…防いでいる…つもりです。
でも、あんまり義務化すると「テクノロジーで先鋭化された昭和のノミュニケーション」的なものに堕すような気もしていまして。
ちゅうか、もうそう思われたりして。
※社長は心配性な気質です。
12:00 執務開始
本格的に執務開始です。
メンバーは、タスク管理システム上で決めたタスクリストに従って開発を進めます。
各人のタスク管理方法については、リモート化以降課題山積、今のやり方も功罪あり、試行錯誤中といったところです。
この件についてはまた、別の機会にでも。
さて、社長も開発メンバーのひとりなので、開発状況次第で、いろいろやります。
今現在は大きめの開発プロジェクトが終わったところなので、社長のお仕事は複数プロジェクトにまたがって様々です。
【シナリオ書き】ゲームの「お話」は、だいたい社長が書いています。
【成果物の確認】皆が作ってくれた画像やプログラムなどの内容を確認します。
【デバッグ】新しくできた部分の動作に問題ないか確認したりします。
【お金の管理とか】これももちろん社長の仕事です。
【採用関連】応募して下さった方の資料を拝見したり。面接はオンラインで行うように変わりました。
以前は、執筆系のお仕事をするときは、集中するためスカイツリーのお膝元「東京ソラマチ」に移動して作業したりしていました。
リモートワークでは、いまのところこの必要性は感じていません。
決して、オフィスが集中できない環境だったわけではない(むしろメチャ快適!)のですが、これは我ながら不思議ですね。
12:30 お昼ごはん
執務開始!
とか言いながら、さっそくご飯です。
以前は14時位に食べることが多かったですが、
子どもたちと一緒なので、そうもいきません。
全く予想もしていなかった経緯で、今回こういったワークスタイルに移行しましたが、期せずして我が子らと毎日お昼ごはんを食べる生活がやってくるとは。
今、いろんな思いはあるのですが、この点については、きっとかけがえのない時間を得ているのだろうなと感じています。
奥さんは大変ですけどね。
いつもありがとう。
13:30 業務再開
ひたすら業務。
成果物を伴う自分の仕事だけではなく、メンバー間との相談やコミュニケーション円滑化のためのサポート、口出しなどに時間を相当使います。
しかも、正直全然手が回らない。
この点については、明らかにオンラインで劣化した点だと思います。
チケット上やSlack上でのやり取りが一段落すると、一旦は静寂が訪れます。
ぼく以外のひとは何をやっているのかな?
もしかして全員寝てない? とか思います。
この不安を解消するための仕組みというものが、世の中たくさんあるみたいです。
でも、ここを
「『信じて任せる』のが当たり前」
「皆プロとして自律、自働し、アウトプットに集中する」
「積極的にちょっかいを出す、声を上げる、助け船を出す」
という、オトナの働き方が求められるのだと思っています。
これについても、また。(とか言って書かないのだ)
16:00 外部打ち合わせ
協力会社さんとの週次の打ち合わせです。
もちろんオンラインで。
Google document等、オンラインで用意した資料ベースに打ち合わせ。
アプリの挙動とか画像の確認とかは画面共有で。
世の中の皆さん、もう既に充分に感じていると思うんですが…。
びっくりするくらいデキるんですよね。これで。
できるっていうか、むしろこっちのほうがミーティングの質が高い気すらする。
今後、外部打ち合わせは基本オンラインでという会社さんは業種に限らず激増すると思います。
もちろん、対面の利点を否定するものではありませんが。
18:30 業務終了
終業です。
今日も、お疲れさまでした。
以前と同じく残業はほとんどありません。
ですが、「作業のキリの良いところまでやる」スタイルを取りやすくなったように思います。
リモート化すると勝手に残業が増えたりハードワーク化しやすい傾向があると聞きます。
この点にはちょっと気をつけたい。
19:00 家族との時間
割愛
この時間が増えたことが望外の喜びです。
世界中の人がそう感じられるようになると良いのにね。
では、おやすみなさい。
…
…
…
…
…
xx:00 エクストラタイム
これで終わり。
と思ったアナタ。
甘い。
ここまで読んできて「これで良く会社回るな」と思ったアナタ。
正解。
子どもたちが寝た後、数時間は仕事をしています。
毎日じゃないけど隔日くらいで。
まとまって集中する時間が明らかに減っているので、そういった時間を必要とする業務に割り当てます。
このBlogとかね。
ただ、リモートワーク開始前も同様の傾向はありましたが、自宅の作業環境を強化したおかげで、効率は上がっています。
以前は土日出社も頻繁でしたが、リモートワーク開始後は一度もやってません。
ちなみに断っておきますが、エクストラタイムは社長だけね!
さて、いかがだったでしょうか。
GAGEXにおけるリモートワークのイメージは掴めたでしょうか。
どちらの会社さんも同様と思いますが、緊急回避的にはじまった制度のため課題山積です。
しかし、ある程度の期間を経て、解決していく、乗り越えていく価値のある課題なんだなと、今は感じ始めています。
結果オーライっつうか。
さて、今現在はこのスタイルをいつまで続けるか未定です。
ですが、なんだか、自分のスタイルにあってそうだなー! と思った腕に覚えのあるアナタは、ぜひ下記よりエントリーください!
リモートワーク化でも採用は継続しています。
お待ちしております。
GAGEXの求人情報
imura
代表取締役
1976年2月、東京都生まれ。B型の水瓶座。
幼少の頃よりファミコンとジャンプに抱かれて育つ。
いつかゲームメーカーを経営することを夢見るモテない少年期を過ごす。
学生時代は麻雀(弱い)と格ゲー(弱い)にまみれて過ごし、2年留年。
恐怖の大王が降ってこないことを確認した後、就職する。
その後、大手ゲームパブリッシャーでのモバイル(フィーチャーフォン)向けコンテンツ事業の経験を経て、2011年春、株式会社GAGEXを設立。
初めて触ったパソコンはPC-8801mkIIFR。
趣味は読書と映画、いずれも最近は摂取する時間なし。
2児の父。